【Day 2】メディアの収益性考察①
PCの前にいないときは、いろいろと書きたいことを思いつくんですが、いざ何かを書こうと思ってここに座ると、不思議なもんで思いつかない。。。
こんにちは。アラフォー★リーマンのKAT-SAYです。
前回、今後作っていくオウンドメディアのコンセプト出しを行いました。
出したのは以下の3つ。
早速ですが、このうち 2 は止めることにしました。
トピックが広すぎるためにコンテンツが散文的になり、内容の浅い情報サイトになってしまう危険性が非常に大きいと考えました。
そりゃ、うまく行けば大きく成長させられる可能性ももちろんあるんですが、問題はそこにたどり着くまでにかかる時間。それを考えると、いくらゆるく進めようとしている僕でも(ゆるく進めようとしているから尚更?)この時間はかけられないなとというわけで早くもボツ。
残る2つのうち、今回は 1 にある「Excel/VBAの学習・開発支援的サイト」について、まずは”初心者向けのExcel学習サイト”という点で、考えてみたいと思います。
類似サイトについて
このようなサイトの場合、Excelを使用中のユーザーや、就職などに備えてExcelを覚えようとしているユーザーが想定されます。どちらもGoogleなどから検索を行い流入してくるでしょうから、同じように検索し類似サイトを調べてみました。
初心者向けサイトA
Excelだけでなく、PowerPointやWordなどOffice系全般の解説サイトとして構成されているようです。図解をふんだんに取り入れており、非常にわかりやすい印象はあります。初心者向けと銘打っているだけあり、専門用語より一般寄りの言葉が使われているのでとっつきにくさもありません。また、Excelの機能と作業を軸にしたカテゴライズなので、自分のやりたいことを探しに行きやすいメリットもあります。
難点としては、Excelの利用シーンを想定しているわけではないので、実際には特別必要のない知識も多くあり重要度の区別がつかない状態になってしまっている部分でしょうか。おそらく全般的な解説サイトなので、「Excelスキルをどの程度上げるのか」や「Excelを使ってどんなことをしたい人に向けた情報なのか」のようなポイントでは考えていないのでしょう。
初心者向けサイトB
こちらもOffice全般の解説サイトになっていました。少し違うのはGmailなどの解説もあるようです。肝心のExcel部分はカード形式で記事が表示されているのですが、よく見るとこれが閲覧数ランキングになっているようです。他のユーザーの注目度がわかるので、Excel等を使いこなして何かに活かそうとしている人にとっては、自分と他人の比較ができる点で非常に有意義なものかもしれません。ただ、このようなランキングは前述のサイトAにもありましたが、「いきなりランキング」ではなく、別ページで紹介している程度。サイトAはやりたいこと重視、サイトBはやるべきこと重視なのでしょうか。
実際にそのランキング上に表示されている各記事の説明を見ると、VLOOKUPの記事は「指定の列と同じ行にある値を返す」と書いてあるなど、初心者がわかるとは思えない記載が結構目立ってしまっているのが難点かなと思います(そもそもVLOOKUPの説明ってそれでいいのだっけ...?)。こういうサイトを僕は「上からサイト」と呼んでいるんですが、これだと初心者はとっつきにくく、結局は他サイトとの併用になるんじゃないかなと思います。
類似サイトのデータから見た収益性
上記のサイトは運営会社の表記がないため、いずれも個人運営のようでしたが、もちろん広告は入っておりいくらかの収入は発生しているはずです。
では、これらのサイトで、一体どの程度の収入が見込めるのでしょうか。
以下、あくまで僕が他で見聞きした数字と、一般論による推察なので正確性の保証はありません。
変数①PV単価
一般的に、Googleのアドセンスを用いたサイトの場合、1PVあたりが0.1~0.2円の収入と言われているようです。僕自身はまだ試したことないので真意のほどは不明なのですが、データがないと何も始まらないので、今回はこれをもとに「1PV=0.1円」と仮定します。
変数②月間PV数
次に、月間PV数ですが、このSimilar Webを使って調べてみました。*1
結果、PV数としては以下のように、サイトAは260万以上、サイトBは約190万程度と推定できます。
これらの変数①②から、算出すると、月間の収入としては、約19万~26,7万円前後だという計算になります。
ここに、サイト流入を高めるための広告費用などを踏まえると、うまく言っても15~20万円以下にはなるでしょう。しかも、これらはOfficeの総合的な解説サイトなので、Excelのみで考えると、収益性は相当低いと考えるのが自然かもしれません。
自前サイトの実現性
最後に、その実現性を考えてみます。
Excelの知識・仕様・操作を伝えるためには、図解は必須です。但し、そのほとんどが特殊はソフトやなんかで作る画像ではなくExcel画面のキャプチャや、最悪でもPowerPointで作れるレベルです。そう考えると、「情報の伝達」という面ではハードルは大きく下がりますね。
次に考えるのは伝える内容、コンテンツの部分ですが、仕事柄Excelは非常によく使います。データベースとしての活用から資料作成でも使いますし、書式・関数・ピボットなど知識・スキル面に関しても幅広く持ち合わせているので、特段問題にはならないでしょう。自分の得意分野で行けるというわけです。
問題はやはり、最終的なサイト構成。HTML/CSS/JSなどのコード関連は勉強すればいいんですが、感性に頼らざるを得ないデザインだけは、難しいですね。ただそれも、既存サービスのテーマを流用するなどある程度カバーできなくはないと思うので、オリジナリティを強めるという点でのハードルというイメージでしょうか。
まとめ
まぁ、非常に雑なわけなんですが、以上の考察から”初心者向けのExcel学習サイト”に関しては、実現性は高いが収益性は低い、という結果になりました。これでは嫁子供養えないので、あの上長の下から離脱するというのは遠い未来のお話になってしまいそうです。
もっとも、これは”初心者向けのExcel学習サイト”として考えた場合で、Excelに限らず、そこにVBA/GSS/GASを加えて行けば、同じレベルの実現性で収益性を向上させる、ということは不可能ではないと思っています。
ということで、VBA/GSS/GASにおける収益性を模索してみようと思います。
詳細は、次回!
*1:Similar Webの数字の正確性には諸説あります。