アラフォー★リーマンがオウンドメディアを作るまで

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【Day 4】メディアの収益性考察③

悪い癖で、、すっかり間が空いてしまいました。気づけば、半年ぐらい経ってますかね。世の中、すっかり新型コロナでやられちまって、自粛自粛が一周回って「With コロナ」なんて言ってますが、日本政府は共存なんてする気のない勢いでワクチンの買い込みに躍起なようです。

 

こんにちは。アラフォー★リーマンのKAT-SAYです。

半年ぶりですが、”DAY 4” です。思い立った日が ”DAY 0” で、その次からまともに書き始め、今回が4回目って意味でつけてます。経過日数で言うと180日以上ですが、そのぐらいゆるめの取り組みなので、お気になさらず。

 

さて、当初ざっくり下記の3つで検討を始め、取り急ぎ 2 はボツになり、このうちの 1 を前回・前々回でパターン分けして考察してきました。

  1. Excel/VBAの学習・開発支援的サイト
  2. 業務効率化ハックの発信サイト
  3. 妊婦向けレシピサイト

というわけで今回の考察対象は、「3.妊婦向けレシピサイト」です。

 

妻が妊娠していざとなっていみると、何なら食べてよいのか、何を食べるべきなのか、という点で制約が多く感じて、解説サイトではレパートリーが乏しく頭を悩ませる毎日が続きました。それに加え、僕自身がアラフォー★リーマンでありながら、昔の仕事の関係で料理が得意というのもあり、この案がポっと頭に浮かんだのです。

 

 

ターゲットボリューム

 世の中の妊婦の数

2019年12月24日付の日本経済新聞の報道によると、厚生労働省が発表した2019年の人口動態統計で日本国内の年間出生数は、推計86万4千人と推計されるとあります。

また、ちょっと古い記事ではあるんですが、同じく厚労省の人口動態調査の結果として、出生数に占める双子以上の割合は約1.94%とあります。

 

今回はこれらの数字を使おうと思います。

但し、計算をわかりやすくするため、双子以上は全て「双子」とします。

864,000人 - ( 864,000人 x 1.94% / 2人 ) = 855,619人

この計算の結果、日本国内で1年間に生まれる子供たちの母親(=妊婦)は、約85万5千人程度だろうと推定ができます。

月間のターゲット数

約85万5千人と見積もられた年間の妊婦数ですが、これを利用期間を基にMAUに換算した場合の母数を算出します。ヒトの場合、妊娠期間は約10か月とされますが、気が付いたころには2か月ぐらい経っていたりもするので、気が付いてから出産までの8か月を利用期間として想定します。

855,000人 x 利用期間8ヵ月 / 年間12ヵ月平均 = 570,000人

こうすると、月間あたり57万人ぐらいをターゲットユーザーとすることができるとなります。妊娠発覚から出産までの間にある人が、月あたりこのぐらいの人数いるだろうと考えられるわけです。やや強気に出て、このうちの10%である5万7千人程度が狙いどころかなと思います。

 

ターゲットの来訪数

 5万7千人を狙うとして、ずーっとその人たちがサイトを見続けてくれるわけはないでしょう。基本的に妊娠中は栄養バランスよく決まった時間に食べるというのが重要になってくるので、1日3食は推奨し見てもらえるように仕向けるとしましょう。

ただ食事自体はルーチン化することによって、炊事を効率化することも可能ですし、妊娠中に必要な栄養素もある程度決まってくるので、一定期間で献立をローテーションさせることが考えられます。

ざっくりググってみると、1週間ルーチンが見受けられるので、1週間と仮定します。

ただ、妊娠の初期・中期・後期で体調変化もありますし、重要な栄養素が変わっていくので、この3期それぞれでルーチン化が見込めます。

一人当たりが8ヵ月間に来訪する回数

 → 7日分 x 3食 x 3期 = 63回  

上記から、概ね一人63回はサイトに来ることが想定されます。

月あたり5万7千人を狙う場合、この中で、上記の3期に該当しルーチンを決める7日間が当月に該当する数は、ざっくり平均的に捉え、

57,000人 / 妊娠自覚期間8ヵ月 x 3期 = 21,375人

21,375人 * 63回 / 3期 = 448,875回 

となり、1か月あたりで、2万人ちょいのユーザーで45万回ちかくの来訪が狙える、という具合になりますね。

 

実現性と収益性

 ここまで、いつも通りのざっくり調子で試算をしてきましたが、これまでと異なり、実際問題の実現性のハードルは非常に高いです。

ExcelやGSSなどのPC上の操作スキルを提供していくのであれば、キャプチャを使ってどんどんコンテンツを作っていくことができます。それに対し、レシピとなると写真や動画などコンテンツ制作にかかる時間が圧倒的に増えていくでしょう。

収益がそこに大きく見合えばよいのですが、「レシピ集から献立を決めていく」という作業をユーザーが行うにあたり、コンテンツの量とPV数が確実に比例すると思われます。

ただ、もちろん無限ではありません。

CookPadさんなどの場合、十分なコンテンツがありますが、それでも1回あたり2.8PV程度のようなので、それに基づき試算します。

448,875回 x 2.8PV = 1,256,850PV

今までと同様、1PV=0.1円計算で、

 1,256,850PV x 0.1円 = 125,685円(月)

となり、収益性はあまり高くはなさそうだと言えます。

 

まとめ

 以上のことから、この「妊婦向けレシピサイト」は、コンテンツ制作の労力が高い分、実現性が低く収益性は決して高くない、という結論になりました。

 個人的にはいいアイデアだなーと思ったんですが、世の中になかなか無いわけですね。もう一つ、実現性に影響を与えるのがモチベーションですが、この案だと、妻と喧嘩したときのモチベーションの下がり方、ハンパないっす。。

 

ともあれ、まずはチャレンジするための題材を決めないことには先に進みません。ほかのアイデアが出てくるのか、それとも既存のアイデアで決めるのか、未来の僕に期待しましょう。

詳細は、次回!